三十路ライフさよなら、フランスのお母さん

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さよなら、フランスのお母さん

今日帰ってきたら、ポストに一通のはがきが・・・。
ナンだろ、と取り出してみると、その葉書はかなしいお知らせの書いてある手紙でした。

私のフランスのお母さんが亡くなったという知らせでした。
もちろん本当の母ではありません。

もう六年前になります。
私が1人旅デビューで行ったフランス旅行でであった女性でした。
オデオン座近くの小さなホテルに泊まっていたときに、
たまたまホテルのカフェで出会ったのでした。

フランス語の話せる、まるで岸恵子さんのような女性でした。
絵が好きで、絵の道具をもってフランスの街角で好きな絵を描いてらっしゃいました。
東京都内、それも恵比寿にマンションを持っていて、
私とは全く違う生活をしている優雅なマダムといった感じでした。

東京でもお食事に連れて行ってもらったりもしました。

フランスで私が安宿の主人に半ば騙されお金を取られてしまったときも
「ここは日本じゃないのよ、日本の道徳を持ってきても通用しないのよ」
と強く私を叱りつつも、フランス語が話せない私の変わりに
1人でその安宿に行って掛け合ってくれました。

フランスで、私が仕事を辞めたいと愚痴を言ったときも、
優しく、強く叱ってくれました。
「フランスのお母さんだと思って聞いてね」と。

それ以降、段々疎遠にはなってしまったものの、
暑中お見舞いや、年賀状のやり取りはしていました。
あるときから、心臓が悪くなって、入院をしてしまったと手紙が来るようになって
今まで凛とした彼女が、毎回手紙がいつも弱弱しく、
逆に私が励ます側になっていました。

そして今日まで・・・既に何年かがたっていました。

私は今日の手紙を受け取って、自分の行動を後悔しました。
もっともっとこうしていればと・・・。
でもお母さんはいません。

私の身近な人が亡くなるのはスゴク久しぶりのことです。
堪えますね・・・・。

今はきっと大好きなフランスで、絵を描いて、大好きだったワインとチーズを楽しんでいることを心から願うばかりです。


| 未分類 | 23:56 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

旅先で出会った人で、親しくなれる人って本当に出会うべくして出会った人ですよね。
そんな人とのお別れ、とても悲しかったことと思います。
フランスのお母さん。pregoさんにいろんな指標を残していってくださったのでは?
私も、プラハやブダペストにいるママへお手紙書こうと思いました。
ご冥福をお祈りいたします。

| naco-p | 2005/11/15 17:39 | URL | ≫ EDIT

ステキな方とステキな出会いをされたんですねぇ。とても素晴らしい事だと思います。そんな方と突然の別れ…ツライですね。「もっとこうしてれば」という思いは実際にやっていても思うものです。pregoさんがフランスのお母さんの事を“思っている”事、きっと分かって下さいますよ。気を落とさず頑張って下さい。

| cheerup55 | 2005/11/15 21:31 | URL | ≫ EDIT

素敵な出会いがあったんですね。
フランスのお母さん、ボクはとってもあこがれます。と言うのも、お亡くなりになっても、誰かの心に存在が生き続ける…、そんな人にボクもなりたいと思っていったからです。
色々後悔することや、今は堪えていると思いますが、お会いできた幸せ、そして心の中には生き続けるフランスのお母さんを大切にしてくださいね。
最後になりましたが、pregoさんのフランスのお母さんのご冥福をお祈りいたします。

| Rang | 2005/11/15 22:56 | URL | ≫ EDIT

naco-pさん
コメントが遅れてしまってすみません。優しいコメントありがとう。
とても暖かい気持ちになりました。
naco-pさんのプラハやブタペストにいるママにお手紙しましたか?
出あった人たちとはなかなか会えなかったりするけれど、大切にしたいものですよね。

| prego_1 | 2005/11/19 22:40 | URL | ≫ EDIT

cheerup55さん
コメント大変遅れてしまってごめんなさい。
ありがとうございました。
この方とは何人かでお付き合いをしていたわけではないので、私という知り合いがいたこと、ご家族の方も分からなかったみたいで、実はなくなったのは8月だったんです。きっとご家族が私の送った手紙とか見つけて連絡をくれたのかな?とか色々考えてしまいました。
でもこうして知らせが着いたことだけでも幸せです。
またフランスに行くことがあったらお母さんと出会った場所に行きたいなとおもいました。

| prego_1 | 2005/11/19 22:45 | URL | ≫ EDIT

Rang さん
コメント遅れてすみません。
前のコメントでも触れましたが、実はなくなったのは八月だったのです。
手紙が着いたのはもちろんこのときだったのですが・・・。
1人暮らしの女性でしたので、ご家族に私という存在が明らかになるまで
時間がかかってしまったのかなと思っています。
でもこうして知らせがついたこと、良かったと思っています。
今は色々言ってくれた事とか懐かしく思い出されます。
旅で出会った人とはなかなか遠方だったりして、あえないことも多いですが、今後も大切にしていきたいです。

| prego_1 | 2005/11/19 22:48 | URL | ≫ EDIT















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